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アナログプレーヤー用防振システム

写真:5548M

アナログプレーヤー用防振システム〝ワンダースペースⅡ〟
オーディオシステムに最も必要なことは〝振動環境〟を整えることです。
ハウリング〝ゼロ〟をめざして

 

心と感性と音響技術のかけはし
Air Suspension type Vibration Isolation System for Audiophile
5548M・6050M・7060M

アナログプレーヤー用防振システムの使用例

 

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アナログプレーヤー用防振システム5548M・6050M・7060M にプレーヤーを搭載し、空気ばねを介して「宙」に浮かすことで家屋内外から伝わる冷蔵庫やエアコン、洗濯機、ドアの開閉、人の歩行、エレベータ、車両通行などの一般的に人体に感じず、プレーヤーに有害な微小振動を90%以上防振します。5548M・6050M・7060M は直接「音」をつくることはできません。オーディオシステムから醸し出される「音」を忠実に再現するプレーヤー支援システムです。有害な振動によってオーディオシステムから発生するハウリングを防止し、クリアな再生音を実現します。




防振技術・・・ハウリング〝ゼロ〟にする技術
※防振システムの選定にあたって、お手持ちのプレーヤーの重さと大きさを確認の上、お選びください。仕様欄に記載してある防振システムの搭載可能重量と同等程度であれば、最大の防振性能を発揮します。逆にプレーヤーが搭載可能重量に対して約70%以下の場合は重さの調整板〔ダミーウェイト〕を使用します。
※防振システムのご購入に際して、お手持ちのプレーヤーの重量・寸法・ドライブ方式(写真をメールでくだされば尚可)をお知らせ下されば、最適な防振システムを推奨いたします。
※防振システムは剛性の高い床でご使用ください。棚を使用する際は、棚の頂部を横から適度に押して動きの無い剛性の高い、しっかりした棚をご使用ください。防振システムの性能は、設置箇所の剛性に依存します。

制振技術・・・ハウリング〝ゼロ〟にする技術
アナログ式プレーヤー用の防振台は、レコード盤に加工された溝と触針との相対的位置の関係を適切に維持しなければなりません。このために振動加速度を限りなく小さくさせる防振技術と「反共振・反共鳴」を目的とする制振(ダンピング)技術の両面から解決を図らなければなりません。制振技術の点から見ると、アナログ式プレーヤー用の防振台でもっとも大切な条件は、プレーヤーを搭載する搭載板の剛性です。搭載板はプレーヤーを支えるために高い剛性を持つこと(変形を少なくすること)と音響音圧によって変形される状態を限りなく小さくすることが求められます。そして、本体のフレームや内蔵されているエアータンクなどの構成品についても同じことが云えます。当社では、プレーヤーを搭載する剛性の高い強固な搭載板を得るために、有限要素法によるシミュレーションやコンプライアンス(外力対変位の関係)テストなどを行い、搭載板の剛性(曲げやねじれ・たわみを発生させる強度の有無)に関する制振技術開発を行っています。ヘルツは、オーディオシステムが醸し出す音響をすなおに感性に訴える防振・制振技術を提供します。

音像の視覚イメージ
音響のイメージを視覚化することは大変難しいことですが、あえて視覚化してみました。

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プレーヤーに対する振動の影響は、音像を歪ませて立体感を失い音を扁平なものにしてしまいます。結果は音楽の感動をも失わせることになります。
写真(1)は、音の歪みを表現しています。
(2)は、音の立体感が失われた状態を表しています。
(3)は、音源である楽器の位置が不明瞭になったことを表しています。

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プレーヤーに対する有害な、人体に感ずることのできない振動を防ぐことで、それぞれの楽器の位置など音像が明確になり、より立体的な音楽を楽しむことができます。振動の影響を受けた上段の①②③と下段のアナログプレーヤー用防振システムを使用した①②③の写真を比較すると振動対策の重要性がご理解いただけます。


※上記の写真は、ガラス表面の微細な形状をレーザー干渉計で測定した画像です。キヤノンマーケティングジャパン株式会社殿より提供された写真を利用しました。

アナログプレーヤー用防振システムの最適な設置法 ハウリング〝ゼロ〟を目指すノウハウ

ラック上に設置する場合
p018-2-1.jpg   使用するラックは必ず堅牢なラックをご使用ください。ラックの上部を横から押してわずかでも動きが感じられたら、そのラックは剛性不足です。ラックを壁に接触させたり、ラックより堅牢な物に添わせたり、ラックの構造を強化して下さい。 (ラックを壁に接触させる場合は、階段付近の壁の振動に注意してください。人か階段を上り下りする時は大変に大きな振動を発生させます。)また、低周波振動ほど防振能力は低下します。 従って、ゆっくりとした揺れを発生させないことが、クリアな音質を得るうえで大切な条件となります。
 
床置きの場合
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  1.低周波振動を避けるため、 お部屋の周辺の梁の上に設置して下さい。 もし、梁の上に設置できない場合は、できる限り壁近くに設置して下さい。(低周波振動の影響を受けるとアナログプレーヤー用防振システム5548M・6050M・7060Mの防振性能が低下します。)

2.5548M・6050M・7060Mの設置は、直接直射日光が当たる場所は避けてください。(エアータンクや空気ばね内部のエアーが膨張し、搭載板が浮上しすぎて防振性能を損なうことがあります。)

 

プレーヤーとメインアンプとの接続

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プレーヤー部とメインアンプを接続するコードは張らないで下さい。空気ばねによって浮いている搭載板が傾きプレーヤーの回転は偏芯した状態になります。コードを張り過ぎるとメインアンプからの振動が伝わりやすくなります。   プレーヤー部とメインアンプを接続するコードは余裕を持って接続してください。この場合、エアコンの風が直接コードにあたり、コードが揺れないように対策して下さい。低周波振動がプレーヤーに悪影響を与えることがあります。   プレーヤー部とメインアンプを接続するコードは余裕を持って床に這わす状態で接続してください。振動条件によってはコードの上に重錘を載せると、コードから伝わる振動を減少させる振動対策として有効です。(ご相談ください。)

 

アナログプレーヤー用防振システムの仕様

形式 5548M 6050M 7060M
防振方式 HERZ精密空気ばね
固有振動数 2.0~3.0Hz
搭載可能重量 35kg 60kg 70kg
エアー供給方式 手動式エアーポンプによる
水平維持方式 エア-給排気弁3ヶの手動調整
搭載盤 ダンピング加工処理
搭載盤寸法 外観寸法図ご参照
本体フレーム ダンピング加工処理
本体寸法 上記外観寸法ご参照
搭載盤面 リノリウム アイボリー色
本体仕上塗装 クリーム色または黒色焼付塗装
重量 約34kg 約51kg 約73kg
付属品 ハンドポンプ1本 給排気弁締め付けドライバー1本 取扱説明書1部
※重さ調整板(ダミーウエイト)は、プレーヤーの仕様にもとづきお見積もり致します。
※本体フレームの塗装色はご指定の色で塗装します。(別料金)
※上記、規格品以外にお手持ちのプレーヤーの重さや重量に合わせたお客様オリジナルのプレーヤー搭載用防振システムを製作いたします。
※性能および機能の改善向上のために予告なく、記載の仕様を変更することがあります。

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